ジュニアスクールでは、子どもたちに技術だけでなく、ルールやマナーも少しずつ伝えていきました。
ただ、「こうしなさい」と教えるだけではありません。
私が一番大切にしていたのは、
「なぜ、それをするのか。」
という理由を伝えることでした。
例えば、バンカーをならすこと。
グリーン上のボールマーク(ピッチマーク)を直すこと。
フェアウェイのディボット跡に目土を入れること。
そして、グリーンの上では走らないこと。
これらはすべて、自分のためではありません。
次にプレーする人が、気持ちよく、そして公平にプレーできるようにするためです。
バンカーをならすのは、次に入る人が不公平にならないようにするため。
ボールマークを直すのは、次の人のパットが真っすぐ転がるようにするため。
ディボット跡に目土を入れるのは、芝を守り、次にプレーする人が良いライから打てるようにするためです。
そして、グリーンの上で走らないのも同じです。
走ることでスパイクの跡が付き、その跡が残ると、次にプレーする人のボールが思うように転がらなくなることがあります。
だから、「走ってはいけない」のではなく、
「次にプレーする人のために走らない。」
という意味を伝えていました。
子どもたちは、その理由を理解すると、「やらなければいけないから」ではなく、「そうした方がいいね」と自然に行動するようになります。
私は、この経験から一つのことを学びました。
ルールやマナーとは、人を縛るためのものではありません。
人を思いやるためにあるものです。
だから私は、レッスンでも技術だけでなく、「なぜそうするのか」を大切にしています。
理由が分かるから納得できる。
納得できるから自分で行動できる。
これはゴルフだけではありません。
仕事も、人との関わりも、人生も同じだと思っています。
そして、この考え方は、現在のTRUE1の理念である
「分かるから出来る。」
にもつながっています。







